育児初心者の歩み

プレパパによる育児の準備

ピザは何で回して作るの?

いつものように息子から興味深い疑問を投げかけられました。

「ピザは何で回して作るの?」

疑問の整理

詳しく話を聞くと、ピザ職人が指で生地をくるくると回しているのはなぜか、そしてそれによってなぜ丸い形になるのかが不思議だということでした。

そこで、この疑問に真剣に答えてみることにしました。

結論:回すことで生地が丸くなる理由

ピザを回すことで遠心力という力が生地に働き、生地が均等に外側へ広がることで丸くなります。

遠心力の説明

身近な例で理解する遠心力

「ぐるぐる回る遊具で遊んだことはあるかな?」

息子は答えました。「危ないからもうなくなったんだよ」

「そうだね。じゃあ、車でカーブを曲がるときをイメージしてみて。カーブを曲がるとき、体が外側に押し出される感じがするよね。それが遠心力だよ」

ピザ生地と遠心力

「ピザを回すと、生地に遠心力が働いて外側へ広がっていくんだよ。生地が柔らかくて伸びやすいから、遠心力によってどんどん薄く大きくなっていくよ」

丸い形になる理由

円の特徴

「そもそも丸い形ってどんな特徴があるかな」

  • 円には中心があります。
  • 円周上のどの点も、中心からの距離(半径)がすべて同じです。

遠心力で生地が均等に広がる

「ピザを回すとき、手や指が中心になって生地を回転させるよね。遠心力は回転の中心から外側に向かって均等に働くから、生地は中心から同じ距離だけ広がっていくんだよ」

その結果、中心からの距離がどこでも同じになるので、自然と丸い形ができあがります。

なんで満潮と干潮があるの?

子供の疑問「なんで満潮と干潮があるの?」に真剣に答えてみます

疑問の整理

海面が高くなったり、低くなったり、いわゆる満ち引きがあることを知って、それがどうして起こるのかを不思議に思ったようです。

最初に結論

海面が上がるのは月が海面を引っ張るからです。月の場所によって引っ張る方向が変わるので、海面が上がったり下がったりします。

私たちは月に引っ張られている

全てのものが持つ引力と書いて「万有引力」といいます。特に重たいものほど、そして近くにあるほど万有引力は強くなります。地球にとって近くて重いものは月です。地球上のあらゆるものは月に引っ張られています。

月が海を引っ張る

地球上のあらゆるものの中には海も含まれます。万有引力は重たいものに強く働きますが、海は全体として重いです。また、水は固定の形を持たないので変形しやすいです。月が海を引っ張ることで、月のある方向に海が盛り上がります。これが満潮です。盛り上がるところに水が移動するので、他の場所では水が移動して海面が下がります。これが干潮です。

月と反対側も満潮

月に引っ張られるので月に最も近い海が盛り上がるのはわかりますが、実はその真反対の海面も上昇します。つまり、月より離れる方向に水が移動するのです。地球が月に引っ張られていても月にぶつからないのは、月が地球を回るのと同じように、地球も月の周りを回っているからです。地球の中心では、月の重力と月の周りを地球が回る時の遠心力が釣り合うことでぶつからないのです。月から見た地球の反対側では、遠心力が月の重力と比べて大きくなるので、月から離れる方向に水が移動して海面が上昇するのです。

なんで月は形が変わるの?

子供の疑問「なんで月は形が変わるの?」に真剣に答えてみます

疑問の整理

月は三日月や半月、満月と日ごとに形を変えて見えます。月自体が本当に変形しているわけではないと言うことは子供もわかっているようですが、なぜ形が変わって見えるのかが疑問のようです。

最初に結論

月が光って見えるのは太陽の光が当たっている部分です。太陽と地球と月の位置関係が日ごとに変わるので、地球から見た時の月に当たる太陽の光の角度が変わるため、月の光って見える部分、つまり形が変わるのです。

月の形とは

私たちの目に見えるものは光です。夜空で見えるものは、自分で光っている星と、他の星(太陽)の光を反射している星です。月は太陽の光を反射して光を出しています。反射すると言うことは、太陽の光が当たっている面だけが光って見えます。この太陽の光が当たっている面の形が月の形です。

太陽と月と地球の位置

太陽の周りを地球が回っています。その地球の周りを月が回っています。だいたい1ヶ月かけて太陽と地球と月の位置関係が変わります。この三つの位置関係によって、地球から見たときの太陽の光が月に当たる場所が変わります。つまり、地球から見た月の形が変わります。

地球は丸いのになんで人は落ちないの?

子供たちからの「地球は丸いのになんで人は落ちないの?」という疑問。これを真剣に考えてみましょう。

疑問の整理

まず、子供たちの疑問を整理します。地球が丸いということは、地球の裏側にいる人々は上下が反転していることになります。頭が下を向いていると、普通は落ちてしまうのではないかという疑問が生じます。

最初に結論

結論から言うと、地球上のどの人も落ち続けていて、地面にぶつかっているのでそれ以上落ちることはありません。

そもそも「落ちる」とは?

地球のように重たい物体と人やモノの間では万有引力が働き、お互いに引き合います。重たい物体ほど引っ張る力が強いので、実際には地球が物を一方的に引っ張っているように見えます。物が地球に引っ張られて地球に近づいていく現象が「落ちる」という現象です。

人は常に落ちている

重力は常に働いているため、人はいつも落ち続けています。ただし、落ちているように見えないのは、地面も地球に引っ張られて先に「落ちた地面」があり、その上に落ち続けて乗っかっているからです。

人にとっては「地面が下」

地球を宇宙から見ると確かに上下がひっくり返っているように見えます。しかし、地球上の人々それぞれの視点に立つと、どの人から見ても地面、そして地球が下にあります。皆が下の地球に落ち続けており、地球の表面の地面にぶつかってそれ以上落ちることはないのです。

これが、地球が丸いのになぜ人が落ちないのかの答えです。どの人も地球の引力によって地面に引き寄せられ、その地面にぶつかってそれ以上落ちないということなのです。

保育園児の一括採用

日本の社会は、特定のタイミングで一斉に多くの人が同じステップを踏むという特徴があります。これは、新卒一括採用だけでなく、実は保育園の入園にも見られます。

新卒一括採用の現状

日本では、大学を卒業した新卒者が一斉に企業に入社する新卒一括採用が一般的です。このシステムでは、新卒での採用が有利であり、中途採用は不利とされる傾向にあります。これは長年にわたる慣習であり、社会に深く根付いていると言えます。

保育園入園の一括採用

一方、保育園の入園に関しても同様の現象が見られます。共働き家庭が増え、子供が生まれた後、多くの親が育児休暇を取得します。育休の期間は職場によって異なりますが、一般的には1年程度であり、稀に3年取得できる場合もあります。

育休後、親は子供を保育園に預けて職場に復帰することが一般的ですが、保育園の入園時期は4月がメインです。これは、卒園時期が3月であるため、新たな入園が4月に集中することに起因しています。このシステムでは、子供の誕生時期に関係なく、基本的には4月に入園することが求められます。4月以外の時期に入園を希望すると、空きがなくなる可能性が高くなります。

特に、育休を2年や3年間取得すると、その後の保育園入園が困難になることが多いです。多くの会社では1年までの育休が認められており、0歳での4月入園が一般的となります。このため、1歳や2歳で入ろうとすると、既に0歳の時に「新卒」で入園した園児たちで枠が埋まっているということになり、入園するのが極めて難しくなります。

まとめ

このような一括採用のシステムは、多くの人が同じ行動をとることを強制し、個々の状況に応じた柔軟性を欠くという問題を引き起こしています。しかし、この手の問題はほとんど意識されることはありません。今後も当分変わらないことでしょう。

一方で、「0歳で保育園に子供を預けるなんてかわいそう」という感情的な声なら度々上がります。実際には、一括入園のせいで、たとえ会社が許したとしても、0歳で預けざるを得ないというのが実情でしょう。見えるものに対する感情的な声よりも、見えにくい歪な構造を見つめて声を上げていきたいですね。

分からないことを考えてみる

こんにちは。今日はこの前子供と一緒に体験した松ぼっくりの不思議な変化について書きたいと思います。子供と一緒に自然を観察すると、いろいろな発見があって楽しいですよね。私も子供の頃はよく松ぼっくりを拾って遊んでいましたが、こんなことは知りませんでした。

松ぼっくりを煮沸してみたら

この前子供が散歩の途中で松ぼっくりを拾ってきました。松ぼっくりには虫がいることもあるので、煮沸するという処理が必要だと聞いていました。

そこで、鍋に水を入れて沸騰させ、そこに松ぼっくりを入れてみました。すると、驚くことに、松ぼっくりの傘が閉じてしまったのです。子供は目を丸くして、「なんで松ぼっくり閉じちゃったの?」と聞いてきました。

松ぼっくりが閉じる理由を考えてみた

私は普段、子供には分からないことがあったら、自分で考えてみようという風に教えています。実は、私もこの松ぼっくりがなぜ閉じるのかは分かりませんでした。でも、一緒に考えてみようということで、子供と話しながら推理してみました。以下に、私たちがどういう風に考えたかの流れを説明します。

  • 松ぼっくりが閉じたのは、お湯の中に入れたから、つまり濡れたことが影響してそう。

  • 自然界で松ぼっくりが水に触れるのは、雨が降った時だと思う。

  • 松ぼっくりが開いた状態で、雨が降ると、松ぼっくりの中も濡れてしまう

  • 松ぼっくりの中には種があるはず。雨で種が濡れないようにしてるのだろう

  • つまり、松ぼっくりの傘が閉じるのは、種が水に濡れないように守るためなのかもしれない。

ここまでは何も調べずに、自分たちで考えてみました。で、じゃあ本当にそうなのか答え合わせしてみようということで、インターネットで調べてみました。すると、実際にその通りだったのです。松ぼっくりは、水分を含むと傘が閉じて、乾燥すると傘が開くという性質があります。これは、種を水に濡らさないようにするための適応です。種は乾燥した状態で松ぼっくりから落ちて、地面に埋まってから芽が出ます。松ぼっくりの傘が開いているときは、種が落ちやすくなっているということですね。

発見の喜びを感じた

私たちは、自分たちで考えたことが実際に合っていたことにとても嬉しくなりました。子供は「すごいね!松ぼっくりって賢いね!」と言っていました。私も、子供と一緒に自然の不思議を考えることができて、良かったと思いました。この経験は、子供の好奇心や思考力を育てるのに役立つのではないかと思っています。

ワクチンの同時接種は安全なのか

2度目の予防接種の後、
子供が嘔吐して元気のなさそうな時がありました。

妻「複数のワクチンを同時に接種したのが悪かったのかな。
  今度からは一つ一つの方がいいのかな。」
私「同時接種は誰でも行ってるから、それが悪いということはないと思うけど」

とはいえ、確信が持てなかったので、
同時接種に関する研究を調べてみました。

ワクチン同士の干渉はない

同時接種で良くないことがあるとしたら、
ワクチン同士が相互に作用し合って、
子供に害を与えるというシナリオです。

文献[1]によると、

不活化ワクチンは体内で増殖しないので,
不活化ワクチン同士や生ワクチンと不活化ワクチンの同時接種では
ワクチン同士の干渉作用を考慮する必要がない

とのことです。

なるほど、確かに、不活化されたワクチンだと、
干渉のしようがないのかもしれません。

また、生ワクチン同士の干渉についても、

生ワクチンは体内で増殖する必要があるが,
同じ日に接種した場合,
接種後のほぼ同時期に増殖することから,
互いの増殖に干渉しないとされている

とのことで、
ワクチン同士の干渉はないものと考えて良さそうです。

発熱の可能性は高まる

ワクチン同士の相互作用は起こらなくても、
1種よりも複数種の方が、量的には増えるので、
それだけ免疫系が頑張らないといけないのでは、
と考えることは自然だと思います。

文献[2]では、

乳児への不活化ワクチンの同時接種において、  
接種2日目に発熱を認めることが有意に多いが、  
入院を要する重篤な全身症状の有害事象を認めなかった

とされているように、
同時接種により単独接種に比べて発熱する可能性が高まることが指摘されています。

また文献[3]でも、

SAにPCVを含んでいる場合に発熱に
有意差が認められた

SA: 複数同時接種、 PCV: 7価肺炎球菌ワクチン
とされています。

発熱は免疫系が頑張っている証拠とも言えるので、
逆に、同時接種でも免疫系が打ち勝つから問題ないと考えれるでしょうか。

その他のデメリット

ここまで見ているとほとんど問題のなさそうな同時接種ですが、
何かデメリットはあるのでしょうか。

文献[1]では次のようなものが挙げられています。

重い副反応が起こってもどのワクチンが原因か区別できないので
同時接種を控えるという考えもある

副反応の原因特定が難しくなるというものですね。

とはいえ、上で見てきたように、
同時接種により重い副反応が現れることはほぼないので、
これを心配して、適切な時期を逃すよりは、
着実に予防接種を行った方が良さそうです。

まとめ

やはり、予防接種の複数同時接種は問題なさそうですね。

特に不活性化ワクチンについては、理論的にも干渉のしようがないので、
この干渉を心配する必要は全くないということでした。

ただし、発熱の可能性は高まることがあるようなので、
発熱しても驚かずに対応できるようにしておきたいですね。

参考文献

[1] 藤岡雅司. "同時接種をどう考える混合ワクチンの将来." Pharma Medica 36.5 (2018): 29.
[2] 大谷清孝, et al. "乳児に対する不活化ワクチン同時接種の有害事象に関する検討." 日本農村医学会雑誌 64.5 (2016): 798-807.
[3] 中谷正晴, and 上野成子. "臨床研究・症例報告 ワクチンの複数同時接種後の副反応としての発熱に関する検討." 小児科臨床 65.3 (2012): 455-466.